もう何度も登場しておりますが、京都地元民が愛する和食 おそらく私が本物を知った
お店はこちらが初めてだったように思います
本物は何年もの修行から培われた技術と経験、感性があってこそ。
老舗の下積みがある方のお料理は基礎があるからこそ才能とあわさり作品となる
京都の新しい形態で登場した「ろはん」は老舗店を驚かせるカウンター式の
エンターテイメント和食・・・板さんの心が感じられる人と素材と技術が記憶に残る味をつくりだす
癖になる和食というのは、とても珍しいでのではないでしょうか
こちらでは、定食という呼び名でお料理をコースのように出しているのですが、定食というよりリーズナブルな会席 和久傳さんで修業された板さんの京会席である
このお値段で一流店の味を堪能できる…季節ごとの先付、煮物、お椀、天ぷら、刺身と
上質でかなり美味しいので私のお店の判断の基盤ともなっているのが「ろはん」さん
2月先付は、鯛と法蓮草のおわん・・・普通にゆでるとこう美味しくはできない
法蓮草が歯ごたえ・甘みとも絶妙で肉厚鯛が脳に響く、柚子の香りと
素晴らしく上品なお出汁が効いたあんが素晴らしい五感堪能椀から 毎回この先付が楽しみで仕方がないんです
単品でも頂ける「ろはん」さんですが、どこよりおいしい美味しいご飯がついている定食が少しずつお得にいただけるのでお勧めです
板さんの目の前はプレミアム席でお話ができるはもちろん、こちらの板さんの美しい
所作を眺めて味覚の前に視覚で楽しめるのがおススメな点
包丁さばきと、添える指先の美しいうごき、お手本のようなお箸の持ち方、いつもながら尊敬です
これも日本の伝統美のひとつではないでしょうか
お刺身は盛り合わせで追加でおねがいしました
わらであぶる鰹、太刀魚は香ばしさと甘みが増して最高です
金目が少し熟成していてねっとり濃厚
「ろはん」さんのお刺身はひと手間加えたプロにしかできない味をくわえ
癖になること間違いありません これがプロの技・・・と新鮮だけではかなわない
お刺身 違うんですよ 想像を超えてくるのが人気の秘密
そして春野菜のお浸し・・・みただけで美味しそう~
おそらく胡麻アン?でできているたれが滑らかでマヨネーズみたいでしょ
菜の花・うるか・山ウド・・・春の野山がひろがります
これも定食についてくるんです
私が大好きで一押しは、この季節ふきのとう鍋 ぐつぐつ・・・美味しいお肉とともに
ふきのとう・クレソンの苦味が効いたお出汁で食欲増進
それはまるで一足早い春がやってきたかのよう
これこそ季節ごとに必要な栄養を食べる日本の食文化です
〆はこちらの極上ごはん・・・普段ご飯は控えめですがここでは食べないと損とばかりに
2杯いただくのがきまり
1杯目は卵をかけて、黄身におぼれる濃厚な卵かけごはんで
2杯目は白いご飯のおいしさをそのままどうぞ
なかなか入れないほど人気の「ろはん」さん 私がオープンしたてのころ初めてお邪魔したしたときの記憶が・・・半信半疑で入りその味にびっくりし、心地良い接客
謙虚な姿勢 ピュアなハート 一度で病み付きになる 御料理だけでなく、心からいやす
そのもてなしは今も変わらず 良いオーラが漂うのも努力の賜物
今日は「ろはん」で癒されたい
気持ちから立ち寄りたくなる・・・そんな素敵なお店です
一番の人気サイドメニューは、鯖サンドです
一人では食べきるのは難しいですが、お二人以上で訪問するなら絶対にオーダーすべき
メニューです
売り切れの日も多いので、予約しておくといいかもしれません
肉厚な臭みのない鯖と沢庵(季節によりすぐき)のスライス、大葉と
見事なハーモニーがつくる酸味が大人味で初味体験されるはず
祇園 ろはん
-075-533-7665
17~時オープン
日曜定休
http://www.trip.kyoto.jp/spot/db/gion-rohan/
https://ja-jp.facebook.com/gionrohan/
以下、夏のメニューです 季節・その日により仕入れで変わる一皿一皿
何度行っても楽しめるので、季節ごとに訪れるのもおすすめです
夏野菜のゴマ和え 甘いホイップのようなコクが癖になります
夏のお刺身 ホタテの焼き霜 ヨコワの溶けそうな中トロ
夏を代表する鱧 上質なお魚で心身が健康になります
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